足場の種類
2022.9.22
鹿児島県鹿児島市伊敷台にあります、小回りの利く小さな工務店
プラス・プラン株式会社です。
今回は、塗装現場や、工事現場、建築現場で使用される「足場」をテーマにお送りします。
足場は1種類だけではなく、用途や設置場所・呼び方・組み立て方等の違いで数種類に分類されます。
住宅の塗装工事等の経験がある方はわかると思うのですが、家1軒分の足場であれば1日であっという間に組みあがります。
どのように組み上げているのか、足場について深く考える機会はあまりないかもしれませんが、建築・工事現場はもちろん外壁・屋根の塗装工事に必須の足場。
このページでは、足場の種類や特徴について解説していきます。
まずは、工事・建築現場での安全な作業のために足場についても法令が存在します。
足場関係の基準や規制については、建築関連の法令で定められています。
当たり前ですが工事の際には遵守が必要です。
例)労働安全衛生規則の564条
事業主は2m以上の高所で作業をする場合は、足場(作業床)を設けなければならない
とされています。
労働安全衛生規則(足場等関係)が
改正されました
建設業等において、高所からの墜落・転落による労働災害が多発してい
ることから、今回、足場等からの墜落防止等の対策の強化を図るため、足
場、架設通路及び作業構台からの墜落防止措置等に関し、労働安全衛生規
則の一部が改正されました。改正された規則は平成 21 年 6 月 1 日から施行
されます。
改正のあらまし
Ⅰ 足場からの墜落防止措置等の充実
・足場の種類に応じて次の墜落防止措置が必要になります。
※ わく組足場
交さ筋かい下部のすき間からの墜落を防止するため、交さ筋か
いに加え、「下さん」や「幅木」等の設置、又は、「手すりわく」
の設置
※ わく組足場以外の足場(一側足場を除く)
手すりの下部からの墜落を防止するため、「高さ 85 センチメー
トル以上の手すり」に加え「中さん」等の設置
・物体の落下防止措置として、「幅木」「メッシュシート」「防網」の設置等が必
要になります。
Ⅱ 足場の安全点検等の充実
足場の点検について次の措置が新たに求められます。
・ 当日の作業開始前に「手すり等の取りはずしや脱落の有無の点検」の実施
・ 悪天候等後に実施する点検内容等の記録とその保存
※ 足場と同様に架設通路や作業構台についても同様に改正され、所要の規定が
設けられます。
厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署 ㏋より転載
高所で作業する人の安全を守るために足場が必要です。
しかし、足場の役目は他にもあります。
高所で足元が不安定のままの作業は、危険なだけではなく、作業効率や工事の仕上がりにも影響が出てきます。
つまり足場があることで、安全に作業できるようになるのはもちろん、工事全体のスピード・仕上がりの向上も期待できるのです。
以上のメリットを鑑みると、法規制の順守のためだけでなく、足場設置の費用や時間がかかっても足場の設置は必須だと言えるでしょう。
では、具体的に足場にはどのような種類があるのでしょうか。
①単管足場
「単管」と呼ばれる鉄パイプをつなぎ合わせて組み立てる足場です。
・職人は鉄パイプの上で作業を行うので、安全面で不安がある
・様々な部材を用いて組み立てられるので、組立や解体に時間がかかる
・費用が比較的安価
・設置の自由度が高い
・近隣と密接しているような戸建て住宅において設置がしやすい
②くさび式足場(ビケ足場)
プラス・プラン株式会社で外壁塗装・屋根塗装の際に使用しているのがこちらの通称ビケ足場です。
ハンマーで金具(くさび)を打ち込んで、部材同士をつなげて組み立てる足場です。
・設置場所にある程度のスペースが必要
・組み立て・解体が比較的容易
・耐久性が高くコストパフォーマンスが良い
③枠組み足場
枠組み足場は、強度の強い鉄製の建枠を作り、その建枠にジャッキ(支柱を固定する部材)などの部材を組み合わせて立てていくタイプの足場です。
・部材一つ一つが大きいため搬入時や、置き場にも広いスペースが必要
・安全性が非常に高く、高層建築物にも使用可能
④吊り足場
吊り足場は、建物や建造物の上部から部材を吊り下げて設置するタイプの足場です。
地面に足場を組み立てるためのスペースが取れない、橋やプラント、溶接工場等でよく使用されます。
・吊り下げるので落下事故のリスクが高まる
・そのため設置のための下準備や安全確認などで手間と時間がかかる
・設置現場に組み立て作業主任者の配置が必要
・十分な広さがなかったり、地面に足場を設置できない場所でも設置できる
⑤移動式足場(ローリングタワー)
移動式足場とは、足場の下部にキャスター(車輪)が付いていて自由に動かせるタイプの足場です。
構造自体は枠組み足場と同じです。
それに加えて手すりや昇降用はしごなどの設備が付いています。
・設置できる場所が限られる
・高さも自由に調整可能
・移動しながら少人数で作業するのに向いている
まとめ
以上の様に足場と言っても様々な種類が存在します。
一概にどの種類の足場なら間違いない!とは言えません。
どの足場にもメリット・デメリットがあります。
そのためどのような環境の現場に設置するのか、周囲の環境、工事の内容等を考慮して適切な種類の足場を組むことが何より大切です。
職人の安全を守るためにも、また、しっかりとした作業が出来、工事の完成度を高めるためにも、適切な足場が必須ですね。
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